潜在意識
世間では、思考は実現化するとか、引き寄せの法則とかが、話題に上ったりします。
でも実際に自分自身が、イザ実践するとなると中々実感がわかない感じがするモノです。
けれども無意識(潜在意識)を自由自在に操る事ができれば、成功は達成されそうだというお話が、思考の現実化とか引き寄せの法則で紹介されています。
実際に多くの方々が経験して、その感激が活字にされて実際にそれらの書籍が、結構売れたりしています。
なので、上手く行くのなら、お金もかからないのなら潜在意識を活用しない手はありません。
潜在意識に関する様々な書籍や評判はすべてがすべて、ヤミクモなデマではない様です。
そこで潜在意識とは何なのか、そしてどのようにして潜在意識を活用するのか?
その辺りにアプローチして見ます。
潜在意識に嘘は付けない
そもそも私たちは日常、潜在意識を気にせず暮らしています。
潜在意識(無意識)について普段は、気にも留めてはいません。
時々口にしたり、話題にしたりしていますが、それでもセイゼイ世間話程度です。
にもかかわらず、私たちは出来る事と出来ない事をいつの間にか無意識のうちに決めてしまって、仕事したり食事したり、遊んだりして日々、生活しています。
その内に何時しか自分自身を自ら今のポジションに決めつけてというか、日々を流されるままに今の状態に留まって、その範囲で生きていこうとします。
それは、今までそれで生きてこれたから、これからもその様にして行こうと無意識に考えているからだという事です。
この状態をコンフォートゾーンにして日々、生活しているというワケです。
マァ、毎日の生活を快適な状況と、一応は判断しているわけです。
このコンフォートゾーンをもっと改善したいと願う気持ち(アファメーション)が、作用して未来に希望を持って頑張ろうとする時、ヒトは成功に向かってベクトルが定まって、上手く行けば潜在意識(無意識)が成功へと導いてくれるという事です。
それが、思考の現実化や引き寄せの法則でうたわれている潜在意識(無意識)の力というワケです。
ところが実際には、今まで培ってきた体験と、今の状態を失いたくないという発想から、チャレンジすることにネガティブな発想が浮かんだりして、その方向とは真反対のベクトルを無意識に選択して、日々生活を送っているというのが、一般的な人生だと言われています。
その大きな原因は、失敗を懼れる感情です。
この負の方向のベクトルの潜在意識(無意識)が、現実化を阻害すると言われています。
成功するにはその無意識を、成功の方向に向かって、意識を使って作用させなくてはいけません。
ところが、ヒトというのは一般的には “失敗” と呼ばれている、試行錯誤を通してでないと、願望を成就させることはできません。
例えば簡単な話、自転車や自動車の運転を思い出してもそれは、何となく実感できそうです。
なので、現状を打破するためには今のコンフォートゾーンから決別する勇気が、必要になって来ます。
ヒトは危険予知に遭遇すると、ネガティブな思考(無意識)が発動して、守りの体制のスイッチが入り、潜在意識(無意識)はそれを察知して、それに即対応します。
KY(危険予知)は生き抜く上で欠かせない意識です。
草食動物が肉食動物から逃れるための行動もKYです。
なので、この負の方向の無意識の力は絶大です。
そういう意味合いでヒトの場合、たちまち変化を起こすのをやめて、今の状態を維持しようと努めます。
意識では改善したいと思っていても、無意識がそれを拒絶します。
この状態が、変化の乏しい時の私たちだと言えるでしょう。
安全・安定に見える状況に身を置いておきたいという無意識が、反応するのです。
こうなると、現状を打破して無意識を意識の支配下に持っていく事は、非常に難しい作業の様に思われます。
それは正に、願う気持ちと実際の気持ちの間に、どうしても深いミゾが生まれてしまって、ここを征服する事が困難で険しい状況の様に感じてしまいます。
その様に考えた場合、ヒトの生活においては以外にも、無意識の占める影響力があまりにも絶大な力を作用させているという事に、気が付きます。
この無意識には、嘘は通用しません。
だます事も出来ません。
なので、潜在意識(無意識)を自由自在に意識で操るという事は、まるで野生の動物を飼いならすかの様に、意識で無意識を操縦するテクニックが、必要になってくるという事になります。
しかしそれは可能な作業で、それを実践して成功をゲットした人々が、私たちにもその方法を色々な書籍で紹介してくれています。
潜在意識をコントロールする方法
ではどのようにして潜在意識(無意識)を願望を成就させるために作動させることが、出来るのか?
それには先ず、自分の意識をニュートラルに戻すという作業が必要だという事です。
自分には無理だと思う事やネガティブな発想を無理やりにでも払しょくして、それにこだわらない様にイメージする努力です。
先ずは根拠のない自信を持つ。
感情をソレに乗せる。
少なくとも何事においても “出来ない” とは、思わない様にする。
出来るんだとは思ってしまえば、その嘘に潜在意識は敏感に察知するのでそうではなくて今、出来つつあると現在進行形で未来に向かっている自分をイメージするのが、一つのポイントになります。
それは例えば、過去の経験からくる恐れを払拭する事でもあります。
簡単に言えば、赤ちゃんの様な何も経験していない無垢な感情・意思というイメージです。
経験から学んだネガティブな記憶を洗い出して、極力払しょくするという発想です。
そして、未来に向けての新たなコンフォートゾーンへ導く様な無意識のベクトルを育成する事に注力するワケです。
過去に指向する負の無意識のベクトルより大きい力とシッカリした未来に向けての方向(願望に向ける方向)に、日々意識し続ける事が出来るか否かにカギがかかっています。
ではそのための具体的な方法とは、
・メモ用紙に毎日願望を書き続ける。
・希望の状態の役回りを演じる。
・スイッチ装置を作って気分転換を図れるようにする。
・ネガティブな思考を遮断する。
・・・・等々が代表的な実践方法として、挙げられています。
ただこれらの事は既に知られている事で、日頃の生活の中でこれらを実践する時、色々な壁がこの作業にチャチャを入れて来ます。
今までの苦い経験から、失敗を避けたいと思う気持ちや無用な時間・行動、無駄を厭う気持ちが負の無意識となって襲い掛かかって来るのです。
それらの負の無意識に打ち勝って、成功をゲットするにはもう少し深掘りしてみて、さらなる無意識への対し方が、必要になりそうです。
そもそも意識とは?
そもそも意識とは何なのか?
それは知・情・意の複合と言われています。
知覚する事、感情を持つ事、意思を持つ事と考えられるので、意識を考える上でのこの考え方を、一つのテーマとして意識を知・情・意の集合と考えます。
意識は記憶を土台にして形成されていきます。
記憶は、昆虫も持っています。
ただし、鳥類や哺乳類の様な記憶とは違います。
たとえばミツバチやカブトムシは、エサの在処を記憶しますが、その記憶とは経験からくるものではなくて、餌場のある場所を単に記憶しているという、意味記憶になります。
これに対して鳥類や哺乳類の記憶とは、過去の経験からくる記憶も付加されます。
過去のエピソードを記憶して、知覚や意思を持って行動します。
遺伝子に組み込まれた様な行動ではなくて、個体が過去に経験した記憶を頼りにして活動できる記憶です。
ではカブトムシやミツバチにその様な行動が、考えられるでしょうか?
昆虫に意思があるとは考えにくいことだと思うのです。
彼らの行動は個体としての経験というよりも、長年の繰り返しで機械的に生物が長らえ繁栄しようとするDNAがそうさせている意味合いが濃い印象です。
モチロン鳥類や哺乳類の記憶の源もその様なところが起源にはなっているのでしょうが、昆虫以上に進化した記憶装置が作動して、より高度な活動が可能になってそれに従って行動できるようになったと考えるワケです。
中でも哺乳類の一部には、明らかに感情から発せられる様な行動を起こしている様な行動が、見受けられたりして、そう考えるとどうやら意識がある生物に進化して、昆虫とはちがった生活を送っているともいえるのではないでしょうか。
犬や猫を飼いならすことはできても、昆虫を飼いならしたり、芸を教えるというのは無理な感じがするし、彼らに喜怒哀楽があるとも考えにくいというイメージです。
犬や猫には、喜怒哀楽を匂わせる行動をとっている様に感じさせたりします。
さらにその中でもヒトは、理性を発達させて、知覚や感情に加えて中でも大きな意思の力によって、大きな進歩・成長を果たしたといえるのではないでしょうか。
その力は絶大で、文化や文明を産み出して、飛行や海上・海中での作業も他の生物に負けないくらいの世界をそれなりに体感する事もできるようになりました。
ヒト以外の生物ではなし得なかった事を色々出来る様な生物になったと言えます。
それ等の進化の裏には、大きな負の方向の無意識も作用しましたが、それ以上に大きな正の方向の無意識も作用した。
その力で、コンフォートゾーンを向上させることができたとも言えるのではないでしょうか。
竪穴式住居から高層マンションで暮らせる人類になった。
すべてはアファメーションの為せるワザだとも言えます。
その時々で、とても不可能だと思えていた事を乗り越えてコンフォートゾーンを上げて行って生活を向上させてきた。
意識する動物の最も顕著な生物がヒトで、鳥はセイゼイ3歩歩いたら記憶が失せるなどとも言われますが、その真偽はココでは謎です。
という事で記憶が意識を構築する上で、大きな役割を果たしていると言えるでしょう。
この様な事を、色々な専門家や科学者の間で今なお、多くの実験や研究が行われていて様々な論文が紹介されてもいます。
中には崩せそうにもない強烈な固定観念を粉砕して、その人の魂を救ったというニュースもあります。
米国では屈強な兵士を育成するための、プログラムに無意識を作用させて、訓練するというシステムもあるという事です。
その様な事も考え合わせると、無意識をコントロールできれば、願望が叶えられ成功を勝ち取る事も益々出来そうな感じがします。
意識が普段の私たちの活動に大きな影響を及ぼしているにもかかわらず、私たちは常日頃は意識を意識していない。
何気なく日々のルーチンをこなしては、喜んだり、悲しんだり、悔しがったり、怒ったり・・・。
さてココで少々、意識と時間的な関係を図にしてみました。
おおむね私たちは時間的感覚と意識の上でこの様な発想をしているだろうと言われています。
専門的には原因帰属に関する一つの考え方です。
ヒトは極度なネガティブな意識下に置かれると、自ら生活を辞めようとさへします。
非常に危険な行為に及ぶことも、あります。
具体的にはうつ病などが、挙げられるでしょう。
ヒトには否、生物には、忍び寄る病に冒されるケースがあります。
意識においても病は、発症します。
病なので、治療を受けて治癒する事もあります。
医療でウツは、治るのです。
これは、意識を治癒しているとも、考えられるのではないでしょうか。
意識と無意識は、上図のイメージの様に一つの塊と捉えられていて、目に見えていそう(感じられそう)な部分を意識、見えていない(感じられない)部分を無意識と認識しています。
潜在意識は意識の一部です。
意識に働きかけて無意識をコントロールできるし、ひいては願望を成就させる力を注ぐことも可能な事は、過去の歴史や専門家の皆様の研究などで、臨床的、統計的なデータが無数に報告されています。
しかしながら、数学的・物理的な証明による客観的な事実は、証明されていません。
とは言え、幽霊の様な再現性の乏しいモノではなくて、健全なヒトには感じる事の出来る事実でもあるのです。
潜在意識(無意識)のコントロールのための深掘り
潜在意識を操縦するには時に理性が、邪魔になるのかもしれません。
冷静に考えたら、自分には無理だというネガティブな反応が、願望を超える大きな負のエネルギーを無意識に作用させるケースがあるからです。
なので潜在意識(無意識)を強力に作動させるためには、その願望に熱い情熱などの感情を注ぎ込んで、成功を諦め切れない気持ちにまで高めて行って、普段から忘れられないように自身を成功へと方向づけるのが、ポイントだと言われています。
紙にボールペンで願望を毎日書く習慣を身に付ける事も、初志を忘れずに無意識に語りかけ続けることで、未来の方向、出来ると思う方向に向かう、あなたの前進に大きな貢献をしてくれるというワケです。
忘れない様に、心地よい感情にも協力を仰いで毎日の様に、ポジティブな方向へ意識のベクトルを指し示す様な習慣を身に付けるのも、意識で無意識をコントロールする一つの手立てな、ワケです。
手前事ですが若い頃、是非とも叶えたい夢を実現させるために、毎日カタログや写真などを気分良く眺めている内に、色々な困難を克服して、気が付いたらその夢を実現させた経験がありました。
モチロン、その時の状態ではあらゆるネガティブな要素が、今は無理だと耳元でささやきかけていました。
ところがそれ以上に、カタログや写真を毎日、飽きもせず眺めては脳内で心地よい快適なイメージをしていたら、それに向かって行動を起こして、実現させた記憶があります。
今となっては、ささやかな小さな出来事でしたが、当時の自分にとってはとても無理な計画だったのです。
という事から、潜在意識(無意識)には情熱や強い感情、心地よい未来をイメージできる気持ちを意識に注ぎ込めば、無意識に大きく作用させることが出来そうだと、感じています。
ネガティブな無意識の方向よりも強力な感情を注ぎ込んだ意識の力を、日々忘れることなく注入する事で、無意識のベクトルを未来の切望する方向へ向けてやる事が出来れば、無意識はそちらの方向へ方向転換してくれるでしょう。
これを願いが叶うまでそれが達成した時の喜びという感情をこめて、意識する時間を例えば、ウトウトしている間にでも注ぎ込めば、あるいは朝起きて一番に意識するのが、その様なポジティブなスローガンにすれば、無意識を意識でコントロール出来るようになるというワケです。
毎日忘れずに感情をこめて想像するという事です。
この時、ネガティブな意識を忘れるくらいに、可能な限りプラスの方向、未来の方向へ意識を傾き続ける事が、無意識・潜在意識の活用方法の大きな一つの手法になります。
加えて無意識をネガティブな方向に作用させないために、お気に入りのテーマソングを聴けば心が安定したり、勇気づけられたリすると言った様な、情緒に訴える環境を活用するという手が効果を発揮します。
ロッキーのテーマの様な希望や夢を想像させてくれる、あなたの波長に合った音楽を聴いたりすることで、ネガティブな無意識を忘れて、プラス方向へ無意識を作動させる工夫が、効果をもたらしてくれます。
あなたの心地よいと感じる、波長に合う五感から得られるあらゆる情報を活用・駆使して、上図の未来方向へのベクトルを忘れることなく、毎日願望を抱き続ける事が、成功に大きなパワーを注ぎ込んでくれるるようにしてくれます。
これが、負から正への無意識の切り替えスイッチ装置というワケです。
その内に、こうすれば一歩一歩目標に近づけると言った感情や方法も、思い浮かべられる様になってきて自らをその発想や行動に無意識が導いてくれるというイメージを育てる事が出来れば、願いが叶う日が訪れます。
ここで物理的・物質的に不可能な願望が叶わないのは、具体的な感情も湧かないから負のベクトルの方が大きな力で現状を維持させようとするからでしょう。
けれども納得のいく金持ちとか、今よりもっと健康的、魅力的、幸福的と言った向上心には、潜在意識(無意識)は上手く行けばスイッチが入って、あなたを良い方向に導いてくれるという事です。
ハッとしてプラス方向に働きかける発想や行動を無意識が啓示してくれるケースを成功者は様々な書籍で紹介してくれています。
ドラスティックな出会いでいきなり願望が成就した方々のお話の端々には、日々の蟻のようにコツコツと無意識に作用させた小さな日々の意識の作業が集積して、知らない間に大きな正のエネルギーになって、ある日忽然と顕われて気が付けば、現実化しているという結末も散見されます。
小さな事でも時間をかけて行けば、山になるたとえの様に、日々の意識をその様に習慣化してしまう事で正方向へのベクトルをエネルギーを、日々の心地よい情緒を、忘れずに向けていく事です。
負の方向に作用するベクトルを駆逐する意志を持てる様になれば、無意識の方から意識に向かってもう大丈夫というシグナルを感じたという経験も多少なりともあるのではないでしょうか?
たとえ小さな体験でも、それが無意識の力です。

素朴で無垢な彼の意識は、潜在意識を操作して気付かぬうちに人生を展開して行った感じがします。
障害を抱えた様な彼の人生は、あらゆる才能を拒絶されたかのような出生だった。
けれども人を恨まず・うらやましがる事もなく、純粋に愛して、無心に信じる事に専念して、成功を収める事ができた。
その間には、つらい出来事や哀しい出来事も彼の身には降り注いで、それは正に喜怒哀楽に包まれた人生模様。
けれども多くの人々に愛され、彼自身も成功に向けて人生をマイペースで歩き続ける。
まるで、意識を未来に向けて、より良い方向へ向けて、ネガティブな思考を否定しつつ毎日を生き続ける・・・。
その行いに、年齢とか能力とかは全く関係が無くて、思い立てば誰でも出来るヒトの力をドラマチックに描いた作品だと言えるのではないでしょうか。
さらにもう一つ付け加えるのならば、脳の覚醒、気分、心の安定に影響を与えるセロトニンを分泌して、脳の健康を維持するという発想があります。
セロトニンの分泌を促すには・・・、
- 日光浴をする
- リズム運動をする。例えば、散歩や深呼吸、ガムをかむような動作でも効果的です。
- 食事では、トリプトファンを摂取します。肉や大豆、乳製品を摂取する事で、セロトニンの分泌に貢献してくれます。
- ビタミンB6の摂取も効果的です。豚肉やバナナ、鶏レバーで脳の健康に留意します。
まとめ
- 未来のプラス方向に向かって、無意識のベクトルを向ける意識をする。
- 意識にはあらゆる心地よくなるイメージを活用して、叶った時の豊かな気持ち(感情)を添えて、意識から無意識に語り掛ける。
- 心地よくなる音楽などを活用して、感情が励起して無意識に意識を通じてアファメーションを毎日の様に習慣化する。
- 無意識がマイナス方向に作用する時、瞬殺で遮断してプラス方向へ無意識が作動する様に、意識で語り掛ける。
- 潜在意識(無意識が)は嘘を拒絶するから、今はそうではなくても、これから成功する様になると現在進行形で、無意識に語り掛け続ける。
- モチベーションを維持するために、感情に訴求する、やめられないというポジティブなベクトルを奮い立たせる武器を持つ(例:お気に入りのテーマソングやポスター、etc.)
コメント